2025/2/23 敬愛 〜道具を扱うノ巻〜
人は誰でも世話になった人が居るはずです。
技術職となれば見て、聞いて学んだはずです。
先日、髪を切ってもらいました。
お礼に髪を切ってあげました。
切る側と切られる側の気持ちは違います。
何を感じているのだろうか?
我輩は無・・・(笑)
今も変わらずに学んでいる人も居るでしょう。
一人だと学ぶのはネットか講習に通うですね。
人が集まれば人の技術を見て学べます。
永遠に学ぶことを辞めなけれな自分の成長へとなります。
我輩は技術職を選んだので、今よりも何倍も時間を重ねて上達したいと思っている。
そこに行き着くには課題を自分自身に課せないと出来ません。
また人に伝える事で自分に言わせている。
敬愛する人は何人居ますか?
沢山の人に出会って、沢山の道具を使ってきました。
道具を扱うのって簡単なようですが難しいんです。
ただ切ればいいではありません。
感じて、意識して、見て。
何気に道具を扱うよりも、道具に慣れるかもしれません。
その先に道具を扱うに変わると思う。
持ち方を変えてみたり、開閉の開きや速度や切る位置の調整をしてみたりと丁寧に道具を扱う。
沢山の猛者が集っていた場所へ我輩は飛び込んだ。
「ワタナベ君、レザーも良いけどセニングも良いんだよ」
敬愛する柔らかい師匠から勧められた道具。
2つは別に持っていましたが、購入をした闘具。
仕事が早くなった。
もう少し違うように道具を扱ってみようかな。
すると師匠が違う方法で道具を扱っていた。
やはり同じ感覚の人だった。
朝までサロンに残って話した記憶もある。
「ワタナベ君、ここの良いよ」
敬愛する堅い師匠から勧められた道具。
何丁か持っていましたが、購入をした闘具。
ハンドルの形状も指の入れ方も我輩と同じ感覚。
言葉数は少ないが我輩には丁度良い感覚。
車で送ってもらって家の前で少しだけお話しする時間が好きでした。
敬愛する人。
もちろん、同期や後輩にも敬愛しているし、沢山の事を学んで今がある。
離れて何年が経過したのだろうか。
少しだけ数をこなすパフォーマンスが落ちてきている気がする。
だからこそ敬愛する師匠の仕事に対する心構えや、続けている身体と精神力を思い出したいし、負けない気持ちもね。
やはり超えられない壁です。
ずっと、何年経っても雲の上の人達。
還暦は過ぎたはず。
敬愛するって簡単じゃない。
素敵な師匠と出会えたのは我輩がつかんだ運です。
そんな風に思い思われて生きて行きたいとさ。
おしまい