2023/3/12 曲線 〜組み合わせノ巻〜
人は何かと経験をする事で成長をします。
なるべくは慣れないで純粋に、目の前のものと向き合って過ごしていきたい。
最近は美容に対する質問がたくさんあります。
嬉しい悲鳴です。
常連さんの頭を借りながら、吾輩が考えるカットプランを伝えてから施術をしている。
ちゃんと一言添えてから話しているので多分ですがゲストは嫌な気持ちにはなっていないと把握しているつもりです・・・。
髪は直線でしか切れませんが、直線の組みわせで曲線に変わります。
なぜ丸くなるのかは頭は丸いからなんです(笑)
また、吾輩が使用しているハサミは曲線の物もありますが、これは曲線を作る為に用いている訳ではないんです。
滑らせるとか、負荷をかけないとか、切り過ぎない様に切るとか。
道具は自分自身の化身です。
だからこそ自分自身でコレ良いのかな?って思って沢山のハサミを購入をしていた若い時代。
今でも、こんなのは良いのかなっては思っている。
髪切り屋に一番必要なものは先にも後にもハサミ。
高価な物ですが自分の化身だからこそ、自分の給料で購入したからこそ愛着も湧きます。
懐かしいが昔のハサミには以前に飼っていた愛犬の名前を入れていた事を思い出す。
また道具は使い様なんても言いますね。
吾輩が若かりし頃はハサミは1丁!!って決めていた頃もある。
そうかな?
なるべくは変化を持たせて生活をしている。
引いたり、押したりも変えている。
ちょっとした事ですが実に変わるんです。
よく野球の球種の投げ方で伝えている(笑)
WBC真っ只中だからではない。
指先の感覚で変わる。
人差し指と親指で拾った髪で変わる。
全ては感覚なので伝えるのは難しいけど本職なら少なからず分かってもらえている。
真っ直ぐに切っているのに曲がっているヘアースタイル。
柔らかい質感が大好き。
コレを曲線という。
切り口は真っ直ぐなんです。
髪は無理やり曲げていません。
切りっ放しボブ。
でも曲線を感じる。
コレを自画自賛という・・・。
自分で満足をして提供をして画像に残す事で自分自身を見返せる。
あれ、ダサいよなとか。
だから今でも自分の作品を載せている。
純粋に美容が好きなだけ。
自分自身が精一杯の技術を披露してゲストが満足してくれたら嬉しいね。
悔しいが、それ以上のパフォーマンスとか、それ以上の技術力を表現する、表現できる美容師は何万人もいる。
できるなら負けたくない。
もっと上手になりたい。
もっと沢山のゲストに触れていたい。
幾つになっても純粋に美容バカでありたい。
なるべくは見本になって、追い越せ、追い抜けの精神で生きていきたい。
現状に納得していたら先は難しい。
すげ〜な、先輩。
すげ〜な、後輩。
コレが無くてはエネルギーは出ないね。
相手をリスペクトして、相手を超える気持ち持って。
記事を書きながらWBCを思い出しながら書いていたとさ。
おしまい