2022/9/5 断髪 〜想い込めてノ巻〜
毎日がライブの職業が美容師です。
全て見られている緊張感の中での施述です。
ライブキッチンって見られているけど、ガン見はされていません。
美容師は全てガン見です。
髪を触っている感覚や、引っ張られている感覚とか、洗われている感覚とか。
全てがライブだから緊張感がマックスなんです。
だかから疲れるし、良い緊張感の中で自分が表現できる。
さらに話さなくていけません。
ホストでもあり、医者でもあり、料理人でもある。
提案やご希望を聞いて、仕上げなくてはいけません。
さらに言えば、切られている感覚や洗ってもらっている感覚も試されている。
前回の方が丁寧だった、前回の方が良かった、前回は沢山話してくれた。
全ては試されている。
心にユトリやヨユウが無ければゲストには見透かされる。
だからこそプレイヤーはスイッチが入ります。
会話も大事ですが、何よりもゲストへ対ての想いが大事ね。
なぜ切りたくなったのか?
なぜ染めたくなったのか?
それを行う事で、次はこうなる。
これ大事です。
次々と新規のゲストが来るから、それなりに施述すればイイや。
疲れているから、この程度でイイや。
そんな人は違う職業に就いた方がいい。
人と関わらないコンピューターとかの方がいいかもね。
接客業、サービス業、技術職。
全てが関わっているのが美容師。
勤務時間が長く、休憩時間が少ない。
売れてなければ、それは少ないだろう。
stadiumは忙しいからね。
なんで忙しいのかな?
それは、自然体で接して、寄り添っているから。
エビ氏の声が躍動する。
アヤト氏が援護射撃している。
これな。
ゲストは想いを込めてstadiumへ足跡をつけて下さる。
数年ぶりのショートカット。
いつもはアンパイのショートボブでした。
カウンセリングでは何となく・・・。
ハサミを動かしていると「短くして良い思い出ないんです」
相当に難しい髪質と生え方と骨格。
色素量は薄いので。薬剤にも細心の注意をスタッフと共有をする。
共同作業で出来上がる作品です。
「10数年前に沢山髪を梳かれてハネタ記憶があるんです」
結果は、やっぱりstadiumで良かったに変わる。
予測と想像と経験。
素敵な職業、美容師でしたとさ。
お疲れ気味でアルコールが回ってきたので、おしまい。
とさ。
おしまい