2017/6/9 成分解析コーナー⑨ ~オブ・コスメ編の巻~

渡邊 マサノリ

今回は、老舗の美容室 オブ・ヘアーさんが作りだした商品ソープ オブヘア11ROです。

やはり美容師がプロデュースしただけあってコダワリが見受けられた。

元々はオブヘア001がスタートして、廃番になって、違うのがまた出て進化したようですね。

何度も何度もリニューアルをかけるのって大事ですね。

人を飽きさせないって言うブランディングが素晴らしい。

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こちらが、ソープ オブヘア1です。

香が凄い・・・。

娘はどうやら苦手なようです。

強い香って好みが分かれてしまいますよね。

そして、これ。

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リニューアルした1ROです。

ローズのROでしょうね。しかもSITTORIって書いてある(笑)

こちらもベタイン系のシャンプーです。

香が強すぎて、あやか君は婆ちゃんちの匂いがするって言ってた・・・。

では成分解析~!!!

主成分はほぼ同じでした・・・。

 

・ココイルグルタミン酸TEA

無添加のシャンプーに使われるアミノ酸洗浄成分。

頭皮にダメージを与えることなく、安全に使用できる成分。

毛髪のコンディションを良くする効果があり、アミノ酸系のキシミや絡みを全く起こさない洗い心地。

洗浄力、泡立ちは弱い

ココイルグルタミン酸Kと同じ成分

・スルホコハク酸(12-14)パレスー2Na

アミノ酸系1よりも若干高い洗浄力、泡立ちを持つ界面活性剤。

目、皮膚にも温和で刺激が弱いいが、脂性気味の頭皮をさっぱりと洗い上げる。

配合率が高いほどサッパリと洗い上げる。

過度に脱脂しなく、低刺激性。

スルホコハク酸ラウレスNaと同等の成分

・コカミドプロピルベタイン

原料はヤシ油

安全性が高く、洗浄力はやや弱い。

ベビーシャンプーなどにも使われている。

天然由来成分を元に作られている両面界面活性剤。

・グリセリン

グリセリンは植物油から採取して作られる透明の水溶性の液体。

分類状はアルコールの一種。毒性はなく、甘味料として食品に配合されることもあります。

優秀な保湿剤。

適切な濃度で化粧品に配合すると、空気中の水分を取り込んで、皮膚を保湿します。

食品添加物として、甘味料、保存料、保湿剤、増粘安定剤などの用途がある。

・ジステリアン酸PEG-150

乳化安定剤、増粘剤、植物由来の油剤

 

以上が大まかな成分です。

保存料も良いかと思います。

内容成分から見ると、かなり優良な物を使用していると感じました。

また、同じような成分があるにも関わらず、ヒビキや消費者のイメージ等を考慮して、違う成分を入れているのも流石だなと感じた。

やはり、美容師が作るだけあって、コダワリが感じられました。

ただ、匂いがね~。

優しい成分で作ったなら、優しい香にした方が・・・。

これも、ロクシタン等の香の強い物に対抗したんだろうな~って勝手に推測してしまいました。

値段はかなり高いですが、成分は間違いないと思います。

香はズ~ッと残るので、外でも自社ブランドが残るって感じかしら。

 

 

おしまい

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