2024/12/9 手間 〜ハンドブローの極意ノ巻〜

渡邊 マサノリ ブログ

 

手間がかかる事って面倒ですよね〜。

よく一手間なんて言葉があります。

言葉を選ぶと別物に変わるって素敵です。

我輩は一手間が大好きです。

意味を知り、動作が分かれば反復です。

技術になるので人それぞれの出来になります。

だからこそ工夫をして一手間かけると少しだけ良い物ができる。

意味が分かって、動作が分かれば全然違う形にはなりません。

同じものを作るのは無理です。

同じように作るのは出来ます。

手作業になるので同じは無理なんです。

桂剥きをを永遠に同じミリ数で切るのは無理ですし、難しい漢字を同じミリ数で書くことは無理です。

でも訓練をすれば同じ様に作ることは出来ます。

少し感覚の世界になってしまいますが世の中の技術は感覚です。

歌を歌うのも感覚の世界だと思う。

細かいところまで細分化したら少しだけ違いが分かってきます。

趣味と生活と仕事では大きく違いが出てきます。

人種や環境や出会った人でも違いは出てきます。

世の人々は決して難しいことをしている訳ではありません。

シンプルに考えて、シンプルに行動をしている。

上手になるには業務ではなく、好きが勝ていたら何事も上手になると思う。

最近の我輩は原点に戻るのを意識している。

Canopusに初めて入社した時に自分の技術を知らないスタッフたちへ披露した時の様に。

今では沢山の技法や道具を使っているが当時は丸腰でしたからね(笑)

 

ハンドブローの極意

これだけで何気に沢山のゲストを喜ばせてきていた。

当時、アシスタントの舟山くんはブローが下手でした。

ブラシを使うと上手にならない。

我輩が入社後、ハンドブローをゲストに披露していた。

勝手に真似ていた。

嬉しかった。

当時の我輩、実はデンマンブローは得意ではありませんでしたからね(笑)

出来ない技術があるなら、出来そうな技術をしてもいいんだってね。

床屋さんで働いていた時のスケルトンブラシで曲げる技術もそうかな。

我輩は器用ではありませんが不器用でもない。

我輩の人生はオール3です(笑)

それって難しいんですよ!

だからこそ、スタッフやゲストにもオール3で良いと思っています。

ドライヤーの熱と手で作るヘアースタイルがハンドブローの極意

曲げたい箇所に少しだけ力を加えてピンポイントに熱を与えて少しだけ冷まします。

たったそれだけの事でこうなります。

実演してあげる事で納得してもらえるし、感動もしてくれる。

純粋に嬉しい。

手間と言えば手間かもしれません。

時間が掛からなければ手間にはなりません。

さらに一手間を加えます。

根本が立ち上がるんです。

我輩の毛穴がとんでもない方向に向いているのが分かるでしょうか?

全ての毛穴が左に向いているんです。

そこを少しだけ向きを変えて熱を与えると立ち上がりが出てきます。

ゴルフでラウンド後の風呂から上がった時に甥っ子がドライヤーを使って寝ている毛を立ち上げていた。

コレコレ〜!!

水素結合、大事です。

少しの一手間をかけてあげるとヘアースタイルは変わります。

更には整髪料なども付ければ完璧です。

誰が見ている訳でもありませんが美意識をする事って得だ思う。

全ては自己満足です。

手間をかけることが素敵な人生となるでしょうとさ。

 

 

 

 

 

おしまい

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