2024/1/18 球体 〜骨格補正ノ巻〜
カットには動かしたいポイントと動かなくていいポイントがあります。
毛髪を短くすれば動かないし、軽くし過ぎないようにすれば動きにくくなります。
また、骨格補正もカット技法では大きく変わります。
大きな頭を小さく見せるのは実は簡単ですが、小さな頭や首の長い方は実は難しいんです。
予定よりも短く見えやすくなります。
その時は、切幅を変えたり、取る面積を変えたりとしています。
考えれば考えるほどタノシイのが美容の世界なんです。
切り口が分かりやすいのがショートデザインです。
なるべく丸い感じとか、長丸な感じとか、大体のイメージを作ります。
こちらのゲストの襟足は相当に浮きがちです。
でもウェイトは高くしたい。
白髪も染めて欲しいけどグレージュにもしたい。
頭は球体ですが指や櫛、ハサミは直線です。
直線を組み合わせる事で曲線を作ります。
骨格補正に至っては切り出しが一番大事です。
先日、ジュンジュンに「何を考えて切っているんですか?」って質問された。
我輩、「ボヤ〜っと見る」
実は客観視するのって大事なんです。
目先の事ばかり考えていたら大きなシルエットは見えてきません。
遠目で見たり、鏡越しから見たりすると視野が広がります。
10本見るときもあれば100本見る時もあります。
視野を広げる事で確実に自分のキャパは増えてきます。
今の時代はスマホ一つで完結します。
静止画や動画を撮ってあげて自分を見返す。
また、ゲストのヘアースタイルを取る事で自分自身を見つめ直す事もできます。
先日もジュンジュンのカット技法と我輩のカット技法の違いを動画で撮りあって二人の技法を照らし合わせた。
どちらも正解です。
大事なのは見返す事です。
全ては反復である!!
そろそろスマホが届くかな?
今後のヘアースタイルにも幅が出る事を祈ろうとさ。
おしまい